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平成29年 8月21日厚生委員会−08月21日-01号
平成29年 8月21日産業環境委員会−08月21日-01号

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  1. 足立区議会 2017-08-21
    平成29年 8月21日産業環境委員会−08月21日-01号


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    平成29年 8月21日産業環境委員会−08月21日-01号平成29年 8月21日産業環境委員会       午前9時57分開会 ○渕上隆 委員長  それではお揃いですので、ただいまより産業環境委員会を開会いたします。 ○渕上隆 委員長  最初に、記録署名委員の指名を行います。  山中委員土屋委員、よろしくお願いします。 ○渕上隆 委員長  次に、異動管理職の紹介を議題といたします。  副区長から、異動のあった部長級職員について紹介をお願いいたします。 ◎石川 副区長  おはようございます。私から、7月1日付で産業環境委員会所管部長級職員に異動がありましたので紹介いたします。  八十島護足立清掃工場長です。前任職は東京二十三区清掃一部事務組合清掃技術訓練センター長です。 ○渕上隆 委員長  ありがとうございます。
     次に、陳情の審査を議題といたします。  (1)受理番号10 住民の住環境向上地域経済活性化のための節水設備設置助成制度の創設を求める陳情を単独議題といたします。  この陳情は、再付託されております。  何か質疑ありますか。 ◆工藤哲也 委員  前回の委員会で、私のほうから、国で導入した住宅ストック循環支援事業における、この補助制度の区内での事業者登録数、また国への補助金申請状況ですとか、この辺りについての調査要請をさせていただきましたけれども、区として確認はしていただきましたでしょうか。 ◎環境政策課長 担当の室のほうへ確認をしましたが、詳細の区までの分は出ておりませんが、まず事業者登録数でございますが、住宅ストック循環支援事業のうち、節水型トイレの対象となるエコリフォームにつきましては、全国で3万6,368事業者が登録されておりまして、そのうち東京都では2,355の事業者が登録されている状況でございます。  また、補助金申請状況でございますが、住宅ストック循環支援事業全体で250億円の予算がありまして、そのうち7月末時点で140億9,400万円が実施されているということで、全体の56.4%の実施となっています。  このうち、エコリフォームとしましては、5万9,461戸の申請があるというようなことを確認してございます。 ◆工藤哲也 委員  足立区の数値、調べるのは厳しかったようですけれども、調べていただきまして本当にありがとうございました。  この制度を導入することで、節水効果省エネなどの環境面、また区内の地域経済活性化の観点からも、私自身、大変効果のあるものと評価をさせていただいております。  改めてお聞きいたしますが、区としてはどのような評価をされてますでしょうか。 ◎環境政策課長 節水の効果につきましては、どの年代の便器と比べるかによっても変わってくると思いますけれども、日本レストルーム工業会という業界の団体ございますが、これによりますと、1970年代のトイレにつきましては、大体13リットルぐらい、1990年代になりますと8リットル、それと2006年以降につきましては6リットル以下ということの節水トイレになってきたということですので、1970年代の13リットルと現在の6リットルというのを比べますと、約54%節水になっているということでございます。  また、水をつくるのに当然エネルギー使いますし、使った水を下水処理するのにもエネルギーを使うということですから、節水、使用する水の量が減れば当然、省エネにもつながりますし、また、こういったことで発注が増えれば、区内の経済の活性化にも何らかの効果が出てくるというふうに考えてございます。 ◆工藤哲也 委員  ちなみに、既に導入している品川区は、非常に参考になると思うんですけれども、補助制度申請件数については、どの程度なのか、もしわかれば教えていただけますか。 ◎環境政策課長 品川区につきましては、節水型便器の設置について、住宅改善工事助成事業の一つの項目としてやってございます。昨年度は64件の実績があったというふうに聞いてございます。 ◆工藤哲也 委員  年間で64件ということでよろしいですね。わかりました。  では、財政面について伺います。例えば、既存のメニューにこの制度を追加したとしても、先ほどの東京都全体の事業者登録数や品川区の補助申請の件数から考えても、環境部の予算の枠組み制度設計の中で十分に確保できるのではないかと思うんですけれども、この辺りについて、区の見解をお聞かせください。 ◎環境政策課長 節水型のトイレが一般にまで出回っているからと言いまして、一般家庭トイレの交換の工事が爆発的に増えるというふうには考えにくいだろうというふうに思います。  また、仮に実施する場合の予算への影響でございますが、足立区の世帯数は品川区の世帯数の約1.5倍ございますので、64件の、1年間で1.5倍しますので大体100件になります。そうしますと、100件あったとして、実際、今やっている、省エネリフォームという補助金の制度の枠組みの中に、もしも入れるとしますと、まず、5万円という補助単価で今やってございますので、100件ですと500万円という形になろうかと思いますが、この省エネリフォームにつきましては、125件分の、625万円の予算しか持ってございませんので、この中でというのは無理ですが、環境部としての全体の補助金の中の枠組み制度設計をすることになろうかというふうに思います。  また、制度化する場合につきましては、もう既に6リットル以下の節水型のトイレしかありませんので、どの程度の節水効果があるものを補助の対象にするかですとか、あと、区内事業者限定でやるのかですとか、そういった部分を検討する必要があろうかというふうに考えてございます。 ◆工藤哲也 委員  全体のバランスを考えた上で、是非、前向きにご検討いただきたいと思います。 ◆さの智恵子 委員  私のほうからも若干、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。  今、特別区では、品川区が実証されているということでございますが、他の自治体の状況ということもございまして、他にやっているところはございますでしょうか。 ◎環境政策課長 特別区の中で他にやっているということは聞いてございません。 ◆さの智恵子 委員  ただ、品川区では前年度64件あったということで、かなりの、そういうリフォームに関してとか、関心も高いというふうにも思っております。  先ほど工藤委員のほうからもございましたが、やはり省エネの効果もございますし、また、節水という効果もございますので、この助成金申請手続も簡単に、わかりやすくして欲しいというふうにございますので、今、一団になっていろいろな省エネの関係の申請についてはございますが、そういう形でもし実施する場合には、わかりやすい、同じような形での実施になりますでしょうか。 ◎環境政策課長 既存の補助メニューもございますので、それと大きく違ったスキームにするということは考えにくい部分ございますので、簡便な部分で、今のスキームの中でやれればというふうに考えてございます。 ○渕上隆 委員長  他に質疑ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渕上隆 委員長  質疑なしと認めます。  それでは、各会派の意見をお願いいたします。 ◆工藤哲也 委員  前回は賛成的な立場で、私どもは継続を主張させていただきましたけれども、本日の議論の中で、環境面住宅環境の改善、区内の地域経済活性化などでの効果、それから財政面についても、全体の枠組み中で既存のメニューに追加することも、十分に可能ではないかと判断をさせていただきましたので、今回は、前向きにご検討いただきたいという願いを込めて、採択でお願いをしたいと思います。 ◆さの智恵子 委員  公明党も是非、本当に環境にはいいことでございますし、今、台風とかで雨も多いですけれども、かなり雨不足ということで、水に関してもいいことでございますので、採択をお願いしたいというふうに思います。 ◆山中ちえ子 委員  地球環境に関する重要性もさることながら、節水型トイレへの助成という区の努力が、更に若者の定住という展望も広がる可能性もあるんだなと考えさせられたのですが、今回の別の報告でもありますけれども、地域活性化計画アンケートの中でも、やっぱり世代継承が難しい課題だと浮き彫りになっています。真に、地球に一番やさしいひとのまちとして発揮する足立区になれば、若者たちの就職だけでなく、創業の可能性にも繋がるんじゃないかなと思っています。  厳しい暮らしでも、節約やエコなんかに貢献している暮らしが、子育て世代や主婦にはうれしいとなる、それをまた区が応援するとなれば、魅力的なまちになると思っています。  環境保護の点と並んで、まだまだ広がるエコな事業、区内経済活性化するということも求められている重要な陳情だと、ますます考えさせられるんですが、更にエコ補助事業が発展することも、また更に願って、今回、もちろん採択といたします。 ◆市川おさと 委員  本会議でも賛成討論、採択すべきだということを言いましたし、前回も、この当委員会でも言いました。  結論から言うと、採択ということを言うんですけれども、私の気持ちを一言言えば、完全勝利作戦勝ち、以上です。 ◆土屋のりこ 委員  私も前回と同じく、気持ちよく採択ということでお願いします。 ○渕上隆 委員長  それでは、採決を行います。  本陳情は採択すべきものとすることに、ご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渕上隆 委員長  異議なしと認めます。よって、採択すべきものと決定いたしました。 ○渕上隆 委員長  続きまして、報告事項を議題といたします。  (1)から(7)を産業経済部長から、(8)と(9)を環境部長から報告をお願いいたします。  それでは最初に、産業経済部長から報告をお願いします。 ◎産業経済部長 それでは、産業経済部報告資料を開いていただきたいと思います。件数が多いものですから、概要をかいつまんで説明を申し上げたいというふうに思います。  1ページでありますけれども、産業実態アンケートの調査をいたしました。それを踏まえての、地域経済活性化基本計画、この策定に向けた骨子を策定中でありますので、まず、調査の関係でありますけれども、1ページ、表中のほうに書かせていただいております、区民それから商業・サービス業以外の事業者、それから商業・サービス業事業者に対してのアンケート調査を、実施をいたしました。各々の有効回答数、回答率については表記のとおりであります。この内容につきましては、別添の資料のほうに細かく記載をさせていただいておりますので、後刻、ご高覧いただければというふうに思っております。  また、このアンケート調査に基づきまして、次期の計画を策定する予定でありまして、骨子といたしましては、ただいま申し上げた区民向け調査の分析結果を踏まえて、商業・サービス業以外の事業者向けの調査などの数字等を踏まえた形での骨子にしたいというふうに考えてございます。  これは折り込みの、特に資料の25ページになりますが、骨子のA3判でカラー刷りのやつ、お手元にあろうかと思います。現在の施策の方向性を抜本的に見直しをさせていただいて、足立区らしい経済活性化基本計画にしていきたい、こういうふうに考えております。  続きまして、足立の花火大会でございますが、39回の足立の花火大会、お陰様を持ちまして、無事に終了することができました。例年に増しての集客を上げることができましたので、御礼方々、ご報告申し上げたいというふうに思います。  また、今年は特に、昨年来、始めております有料席についての増席をした関係で、増収をすることができました。その増収分につきましては、ご案内のとおり、トイレについてのご要望、非常に多くいただいておりましたので、こちらのほうにほとんどの経費を充当させていただいたということであります。  次に、5ページでありますけれども、10月7日、8日になりますが、「A−Festa2017」を実施する予定であります。これも例年、ここのところ残念ながら雨に降られてしまうことがありますので、雨天対策、工夫をしたいというふうに思っておりますが、何分、限られた予算の範囲内でありますので、なかなか十二分な対策はできないかというふうに思っておりますけれども、できる限りの対応をしたいというふうに考えております。  開催イベント概要につきましては、表記のとおりであります。  6ページでありますけれども、足立の産業展示会、いわゆる「あだちメッセ」と呼ばれているものにつきまして、総合プロデュース方式で実施をしたいというふうに考えておりまして、選定プロポーザルを実施いたしました。候補者につきましては表記のとおり、サクラインターナショナル株式会社というところに選定をさせていただきつつ、選定経過選定内容については表記のとおりであります。  提案の限度額については、これはプロポーザルルールに従って、事前に告示・公告をしなければならないということになっておりますが、2,500万、予定金額どおりでの実施と相なることでなっております。  1次選考、それから2次選考についての仔細についての評価内容については、8ページのほうに記載をさせていただいております。  9ページに移らせていただきたいと思います。保木間の南にあります区民農園、残念ながら廃止をさせていただくことになります。相続によっておよその場合は廃止ということになるわけでありますが、農業者の方々の高齢化が非常に顕著になっておりますので、今後もこういった廃止が増えていくだろうというふうに考えております。なお、現在数で申し上げると15園、総区画1,133区画ございます。  それから、10ページでありますけれども、平成29年度のニュービジネス支援のための選考会、これを実施させていただきました。内容については、これも表記のとおりでありますけれども、多少、採択をいたしました事業者事業内容についてご案内をいたしたいと思います。  11ページでありますけれども、有限会社佐々木畳店、これは畳の間に衝撃緩衝材を入れて、ベッドから転落した時に重症化しないような、衝撃が直接体に及ばないような、そういう工夫をした畳をつくりたいということであります。  それから、ジャパンモード株式会社は、口腔内の唾液の分泌を盛んにさせるような、そういった健康食品をつくって、虫歯の防止であったりとか、それから嚥下の障害が起こらないような、そういう健康食品をつくりたいということであります。  ミユキ精工株式会社でありますけれども、これはチョロQなどをつくっている会社なんですが、ブロック型の組立てのおもちゃをつくりたいということで、知育玩具と呼ばれるようなものについての開発をしたいという、以上3社について採択をいたしました。  これから、内容を、それぞれ製品を開発しつつ精査をさせていただいて、あくまでも補助金限度額でありますので、補助額については内容精査の上、補助金の交付をしたいというふうに考えております。  13ページでありますけれども、創業支援計画の平成28年度の実績、それから平成29年度の計画であります。これはご案内のとおり、平成26年6月に産業競争力強化法、これに基づいて策定をいたしました区の創業支援事業計画に基づく、平成28年度の実績と平成29年度の事業計画と、こういうことであります。  平成28年度につきましては、目標を1,200人、支援対象者と定めておりましたけれども、実績については933人ということで、およそ78%の達成率であります。創業者数につきましては、目標233人を281人と、上回ることができました。引き続き、平成29年度の実績目標について達成できるよう努力を重ねてまいりたいというふうに考えています。  大変、雑ぱくではありますけれども、私からは以上です。 ◎環境部長 環境部報告資料1ページをお願いいたします。  件名は、平成29年度環境基金助成交付団体の決定についてでございます。所管部課名は記載のとおりでございます。今年の4月に「あだち広報4月号」と、あと、足立区ホームページのほうで募集を開始しまして、5団体が申請ありまして、7月7日、5団体の審査をして、審査結果を踏まえて決定したものでございます。  2番の環境基金審査会の審査結果でございますが、7割以上の団体、1団体を決定したというところでございまして、表の一番上、決定した内容が、特定非営利活動法人エコロジー夢企画の、鮎の遡上調査とエコ夢探検隊でございます。  鮎の遡上調査を綾瀬川で年6回やりまして、そのうち最後の1回の調査を、ここにありますエコ夢探検隊ということで、親子参加イベントとして実施するといった内容でございます。  それ以下の決定しなかった部分についてですが、活動名がわからないので、若干、説明させていただきます。  大学Aにつきましては、3Dプリンターといったものございますが、通常はプラスチックみたいなのを使いますが、ペースト状の食材を開発しまして、特に高齢者に適した個別の食品をつくりまして、廃棄する食品を減らすといった内容でございます。  大学Bにつきましては、地震等により破損しました鉄筋コンクリートの補修に、コンクリート材を吹き付けて、その効果を実験するといった内容でございます。  事業者Cにつきましては、いわゆるコンクリート販売会社で、売ったコンクリートが余った、あるいは使わなかったということで戻った場合に、廃棄することなく骨材分級設備を新たに導入して、再資源化を図るといった内容でございます。  事業者Dにつきましては、これは工場のほうのLED照明の導入、あるいは屋根の断熱塗料の塗る、あるいは太陽光発電を導入するといった内容でございます。  評価結果につきましては、2ページのほうでございまして、得点率が一番下段にございますが、7割以上の得点を得たのがエコロジー夢企画といったところでございます。  各項目を見ましても、ほとんどが7割以上でございますが、活動内容については7割いってございませんが、6割以上はいっているということで、トータル7割以上ということで決定した内容でございます。  その他につきましては、トータルでは5割前後といったところで、決定に至らなかった内容でございます。  1ページに戻っていただきまして、3番、助成金の交付と実績報告でございますが、これは事後払いになりますので、活動終了後に実績報告書を審査の上、金額を助成します。  問題点、今後の方針でございますが、その実績の審査以後、環境基金審査会において活動実績の報告を求めるものでございます。  続きまして、3ページをお願いいたします。件名、不法投棄対策のPRについてでございます。電話版の不法投棄110番につきましては、平成27年5月に開設しておりますが、電話で職員が受けるということで、開庁時間中に制限されましたが、今回、新たにWEB版、いわゆるメールを使った通報システムを今年の7月から稼働したということで、1番にございますが、24時間対応で、いつでもどこでも受けるといったことで、PRにつきましても、ここに大きなティッシュ内のチラシを記載してございますが、電話とともにWEB版の通報ができますよということと、直接ホームページに行けるQRコードを付けたティッシュで、PRしているところでございます。  3ページの下のほうでございます。2番、不要自転車無料引取り制度のPRポスターを作成したということで、今年4月から、不要自転車の引取り場所を8カ所に増設したということもありまして、4ページにありますポスターを作成したところでございまして、今後、町会・自治会等に協力をいただき、制度の周知徹底を図っていくといった内容でございます。  ちなみに、5ページのほうに、不法投棄の個数の推移がございます。年度単位でいきますと、全体的に減少傾向があります。今年度は3カ月だけですが、前年度より若干増えておりますが、今後も減少傾向が続くと思いますので、このWEB版不法投棄110番に基づきまして、不法投棄個数の減少に努めていきたいと考えてございます。 ○渕上隆 委員長  ありがとうございます。  何か質疑ありますか。 ◆工藤哲也 委員  私のほうからは、産業経済部3ページ目の、足立の花火大会について伺います。今年も天候に恵まれまして、一体感のあるすばらしい花火大会になったと思っております。関係者の皆様、大変、お疲れ様でございました。そこで幾つか伺いたいと思います。  今年の観客動員数は68万人で、昨年より約3万人増加したと伺っておりますが、全体を通して大きな事故ですとかトラブルなどは発生しませんでしたでしょうか。 ◎観光交流協会事務局長 特に大きなトラブル、事故等はなかったというふうに報告を受けております。 ◆工藤哲也 委員  わかりました。ちなみに、昨年は会場外の千住地域において、ごみが散乱している箇所が多いというようなことでご報告を受けていた経過があったと思います。この委員会の中でも議論されてきたというふうに思いますけれども、今回、ごみの対策については、どのような対策を強化したのか、また、苦情等についてはなかったのかどうか、この辺りについてお聞かせいただけますか。 ◎観光交流協会事務局長 例年、足立の花火大会、また今年は3万人多かったということで、ごみの全体の回収量は残念ながら、お客様が多かったということで1割ほど増えております。ただ、事前に、前回のこちらの委員会でもご指摘いただいておりますが、あらかじめ、ごみが発生することがわかっているところ、特に千住のミニストップの付近とか、そういうところはこちらも情報を把握しておりますので、もう翌朝、また当日、清掃業者に委託しておりまして、可及的速やかに、そちらのほうの回収をしております。また、翌日、職員を電話番に付けまして、翌日どうしてもここがあるよということでご指摘いただきますので、そこはもう、まず外の回収をしてから河川敷の中の回収をするということで委託業者のほうに事前に頼んでおりますので、大きな苦情等はございませんでした。 ◆工藤哲也 委員  引き続き、強化を図っていただきたいと思います。  昨年と同様に、音楽や案内放送で使用する防災用スピーカーについては、参加者から、やはり会場内で場所によっては全く聞こえないですとか、非常に聞こえづらいというようなお声が、私のほうには入っております。このスピーカーの件については、私のほうからも代表質問ですとか、本委員会において改善に努めていただくようにということで強く要望させていただいた経過がございます。  今回は、具体的にどのような改善をされたのか、また、原因についてはどのように分析をされているのかお聞かせいただけますか。 ◎観光交流協会事務局長 放送につきましては、スピーカーを、専門の業者と事前に舞台設営の段階で位置の見直し、またスピーカー自体も20機ほど実は増設いたしました。こちらのほうで、予算の限りはありますので、ベストというかベターの改善策ということで事務局は思っていたんですが、やはりお客様がどうしても増えると、いらっしゃる皆さんの、いらっしゃることで音を吸い込んでしまうというところまで、なかなか予想できなかったということがございました。  今後、また舞台設営以外の専門業者の意見も聞きまして、しっかり、特に音楽が聞こえないということは仕方がないところはあるかと思いますけれども、緊急の放送が聞けないということは安全面から非常に問題ですので、そこのところは、予算の限りがありますけれども、ベターな対策ができるように今後も研究を進めたいと思います。 ◆工藤哲也 委員  一応、音楽花火を重視しているところもございますから、この辺もしっかりと改善していただきたいと思います。  先ほどお話ございましたけれども、特に、有事の際の避難誘導ということを考えると、大変重要な設備になってくると思っております。音が聞えるかどうかの事前の調査については綿密に行っていただきたいと思うんですが、今回どのように実施をされたのか、もしわかれば教えてください。
    観光交流協会事務局長 もちろん図面の上での模擬というところはしているのですが、当日、朝から放送の業者が入りまして、試しの、音楽をかけた形で聞こえるかということで、テストをしております。その時点では聞こえておったのですが、やはりお客様が入ってしまうとそこが想定外というところがございましたので、繰り返しになりますが、舞台設営の音響業者の知恵では、この程度、ということがわかっておりますので、更に専門家の意見を聞くなりして、来年には備えていきたいと思っております。 ◆工藤哲也 委員  是非、今回の反省に基づいて、改善に努めていただきたいと思います。  それと、今回の有料席については約10日ほどで完売されたと伺っておりますが、ダフ行為や転売等については見受けられたのかどうか。また、今回の結果に基づいて、来年度の有料席については、具体的にどのような種別や料金設定を考えているのか、早いタイミングになりますけれども、もしわかれば教えてください。 ◎観光交流協会事務局長 ダフ行為というふうにおっしゃったのが、具体的にそういった転売で、おかしいじゃないかという苦情自体は事務局のほうには入っておりません。ただ、私も自分なりに、足立の花火の有料席ということで、ネットで検索しますと、特に協会の会員の席が少し高い値段で取り引きされたということを伺いましたので、そこのところは引き続き、もちろんチケット等にもそういうことはできませんよ、ということは謳っておりますし、有料席を販売しているチケットぴあのほうも、最近厳しくやってはおるんですが、更にそこは徹底していきたいと思います。  今後の有料席につきましては、今年、10日間で全て売り切れたということ、特に懸念しました、新設した9,000円と1万6,000円の高い席のほうから早く売れたということもございました。ただ、お高い席のほうは、実はこちらに、きょうの資料にもありますけれども、設営のほうの費用もかかりますので、比較的余裕があるシングル席、設営経費の余りかからないシングル席を、区民の方のエリアを余り浸食しない形で、効果的に増やす方向をこれから考えたいと思っております。 ◆工藤哲也 委員  監視についても、しっかりと対応していただきたいと、このように思います。  それから、先日、ある障がい者団体との意見交換の中で、区の中で花火大会の観覧ができるような体制を是非とっていただきたいというようなご要望がございました。会場内に観覧場所を設置することですとか、人数枠を設けた中で、団体向けにご招待するということも、今後、是非、ご検討いただきたいと思っているのですが、現状も含めてお聞かせいただけますか。 ◎観光交流協会事務局長 既に工藤委員もご案内のとおり、現在、花火大会の河川敷の会場内で虹の広場、また、対面の北側にも車椅子席ということで障がい者の方優先で観覧できるスペースを設けております。ただ、実際のところ、非常に混雑いたしますので、利用されている方は若干ずつ増えてはいるんですが、用意したエリアに本当にごく僅かの方しかいらっしゃっていないということでございます。  また、今年初めて、障がい者団体の方から他の花火大会の例を挙げられまして、団体向けにそういった枠を設けられないかという要望を頂戴いたしまして、会場内には難しくても会場外で、これはあくまでもまだ検討の段階ですが、例えば、学校の校庭内で、そこで見るようなエリアを、障がい者だけではなく、お年寄りの方とか、そういうところを、会場にいらっしゃれない方を優先的にということも、今後、もう荒川河川敷自体での来場者の数が目一杯でございますので、そういうところを増やせませんから、会場外でのエリアでの観覧席というところは前向きに検討したいと思っております。 ◆工藤哲也 委員  そうですね、会場外でも、例えば区の施設の屋上で観覧できるですとか、パブリックビューイングを設けるですとか、いろいろな工夫もあると思いますので、是非、前向きにご検討いただきたいと思います。  それと最後1点、花火の打ち上げの内容についてなんですけれども、今回、委託業者が変わったということを伺っております。賛否両論いろいろなご意見があったというふうに思いますけれども、どういった感想、またご意見等が寄せられているのか、また、区としてはどのような評価をされているのか、最後1点、お聞かせください。 ◎観光交流協会事務局長 花火業者が変わったということもあり、変わったという意識で花火をご覧になったお客様も多かったらしく、従来のものと比較すると、密度というのですかね、大きい玉が若干減ってしまったものですから、迫力に欠けた、特に最後に、終わりの合図玉を今回の業者が打ち上げなかったので、会場にいる方たちは音楽の終了で花火の終了がわかったけれども、会場外でご覧になった方は、あれ、いつ終わったんだろうと、しばらくずっと窓から荒川のほうを見ていたという方も多かったと聞いております。  ただ、業者を変えたことで、これまで9年間、同じ業者でしたから、色彩がカラフルになったとか、新しさを感じたというご意見も賛否両論ございました。今回の業者は1年限りということで変えておりますので、いずれにしても入札にするか、プロポーザルにするかは、これからまた協会のほうで検討してまいりますけれども、業者選定は新たに違う、同じ業者になるかもしれませんけれども、選定はしていきますので、今回いただいいたご意見をもとに、余り変化しないで足立の花火らしい花火、伝統を生かしつつ、新しいことを取り組んでいくというところを間違えないように活動していきたいと思っております。 ◆山中ちえ子 委員  今回、産業実態アンケート調査の結果及び足立区地域経済活性化基本計画の骨子についての報告について質問させていただきます。  これは大事な見直しと、私は捉えているんですけれども、この足立区の中で、消費者や暮らし、消費の対象となる経済を回す方々、また働く声を反映させると、そういった重要な計画にしていくことが求められていると思っています。区が行ってきたマッチングクリエイターでは、対面で中小業者の声を聞いて回っていますが、その声をどう反映させていったか教えてください。 ◎産業政策課長 これからの計画の中身でよろしいでしょうか。 ◆山中ちえ子 委員  アンケート調査にもそうですし、今後の計画。 ◎産業政策課長 今後の計画をどのように回していくかというご質問でよろしいですか。  おっしゃっていただいたように、マッチングクリエイターが企業を回っていただいているという中で、これまで企業の中の課題とかそういったことを伺いながら、成長を助けていくということと、それから新しい事業について方向性をマッチングさせていくという仕事をしていただいていると思いますが、これからも更に、今、問題になっている、課題になっていることはもちろんマッチングクリエイターに伝えることにしますので、そういったところで課題に意識を持っていただきながら、その課題をどうやって解決していこうかというところも含めて、マッチングクリエイターと話合いながら、また進めていきたいと考えています。 ◆山中ちえ子 委員  当然、PDCAサイクルでこういうものもやっているんでしょうから、当たり前の話なんですけれども、経済活性化と区民が聞けば、全ての働く人が対象であって、全ての業種が対象となっていると考えるし、また望むのではないでしょうか。でも、アンケートや実態調査の段階から見ると、決してそうはなっていません。今回のアンケートにも建設業なども入れていくべきだったのではないでしょうか。 ◎産業政策課長 すみません、説明が足らなかったのかもしれませんが、もちろん建設業も入っておりますし、運輸業なんかの方も入っております。 ◆山中ちえ子 委員  やっぱり計画の中にもはっきりとした状況で入れていただきたいと思っています。  去年の私たちの予算要望でも、地域建設業の社会的有用性を鑑みて、位置付けを明確化することを求めています。区の回答は、次期計画で策定については、区内産業に関わる調査、分析結果などを踏まえて施策の方向性を検討していくと。業種別の施策についても、策定作業中に検討していくと言っているんですけれども、これがしっかりと反映されていると言えるというのかなという質問です。 ◎産業政策課長 具体的に言葉で、例えば、運輸業とか、そういったのが入っていないかもしれないんですけれども、実際にはそういったところも調査いたしまして、今、直接、アンケートの他に、企業に聞き取りに行くこともしておりますので、その中でいろいろな業者も全て網羅するような形で聞き取りもやって、そういった中身、調査結果を含めて、これからの施策も組立てていきたいと考えています。 ◆山中ちえ子 委員  そういうふうにしっかりと聞いて回っているというのであれば、当然、大きな柱で見えてくるものあるし、しっかりと明確に位置付けなくてはいけないと、求めたいと思っていますが、公契約条例の精神を広げて、人間らしい働き方や暮らしに結び付けるという区の役割が、いよいよ問われていると思っていますが、この計画に反映すべきと思いますが、どうですか。 ◎産業政策課長 もちろんおっしゃるとおりで、骨子をご案内させていただきましたけれど、この中のいろいろな事業を組立てていく中で、今おっしゃった公契約条例に基づくものとか、そういったものも当然、散りばめてまいりますので、ご期待いただければと思います。 ◆山中ちえ子 委員  以前の計画策定時なんですけれども、既存の事業者への支援が弱いと私たち指摘してきたんですね。今回の柱を見ると、既存の事業者支援が手厚いとは感じられないものだと思います。既存の事業者支援を手厚くしてこそ、地域活性化、経済活性化というものになっていくと思いますが、どうでしょうか。 ◎産業政策課長 まさにおっしゃるとおりで、この骨子を見ていただきますと、まず1番に足立区で一番力を入れているところが起業、創業していただくということを、力を入れております。で、1番にしてあります。  2番目に、経営力強化ということで、先ほどおっしゃっていただいた既存の事業者にも手厚く、もちろん新しい仕事とか事業承継とか、いろいろ悩みがあることもわかっておりますので、そこのところを考えて、更に、例えば既存の事業者が今、人を雇うとか人を育成するということがなかなかできていないということなので、これまで就労支援という形で働く側の立場でいろいろ支援してまいりましたけれど、今回は雇用側、つまり雇うほうですね、企業側からの支援でも施策を考えていこうということで、既存の事業者たちの支援というところを、少し厚めに考えております。 ◆山中ちえ子 委員  是非、そういった内容で、やっていって欲しいと。  また、次の質問なんですけれども、「足立区産業展示会」(あだちメッセ)開催に係る総合プロデュース等業務委託事業者プロポーザル選定委員会における選定審査の結果について、この質問をさせていただきます。  足立区の産業が元気になると潤うために、区内の産業が発展していくということを目指して行うあだちメッセ、前回も行っていますが反省点を生かしていくという点では、どんな声が出展者から出ていたのか。また、商談を提示してきた側の会社側からはどんな声が出されていたのか。今回のプロデュース事業者が選定された選定審査はその声が反映されているのかどうか、お聞きします。 ◎産業振興課長 あだちメッセにつきましては、昨年度からBtoB、ビジネス対ビジネスということを強化していきますということでやらせていただいております。  昨年度、2日間のうち1日目にしんきん協議会の皆さんに商談会をやっていただいて、そうすると1日目は物凄い人がいっぱい来ていただいて、2日目が少し薄く感じてしまった、そういった傾向がありましたので、そこの部分どう補強するかというのが、今年度の課題だと私どもも思っております。  出展していただいた皆様からも、中身が非常に濃いものになってきている、一般の区民の方が来ない分、明らかにビジネスを目指して来ていますよという方ばかりになっていますので、来場者数減っても、中身は濃かったというお声をいただいていますが、2日目はできれば何か工夫をして欲しいというお声もいただいているのも事実でございます。  今回、プロポーザルで3者ご提案をいただいておりますけれども、そのうちの1者、今回選定をさせていただいているサクラインターナショナル株式会社からは、2日目に違う形での商談会をできるだろうということでご提案をいただいて、それが採択の一因になっているかなとは思っております。 ◆山中ちえ子 委員  これまでの点を振り返って、それを生かしていくと。2日目に対しての重厚なものをやっていくということで、このサクラインターナショナルがプロデュース事業者として選定されたということですけれども、それでも2日間で2,500万円という根拠が見えないと思います。  議会は、行政のチェックをする機能を果たさなくてはならない役割がありますので、2,500万円の税投入が納得できるような内訳などを、明示すべきではないのかと思いますが、どうでしょうか。 ◎産業振興課長 今回、2,500万円というお話ですけれども、平成26年に行っている辺りから、その前からもそうですけれども、きちんとした会場でビジネスを大きくというところで、1回目については比較的安い金額でしたけれども、第2回目以降、今年7回目なんですけれども、第2回目以降は大体2,500万円前後で推移をしております。  この分野は、私どもから見ると、区外の事業所の方をいかに連れて来られますかが区内の事業所にとってのプラスになっていく。大変残念ながら、私ども、区外の事業所、特に中小、大手という辺りをなかなか呼んでくるつてがないというのが現状でして、やっぱりプロポーザルできちんとした大手の企業の方に、区外の事業所の方を呼んできてくださいという、そういう総合プロデュースですので、当日の会場のつくり込みもそうですけれども、いかに区外の発注主を連れてきてくれるのかというところで、ある程度、イベント全体の仕切りも含めてですけれども、お願いをしておりますので、この2,500万円前後というのが、決して高いということではなく、区内の企業の皆様に、良い取り引きをしていただくための条件を整えるためには、一定程度、やむを得ない金額なのかなと考えております。 ◆山中ちえ子 委員  もちろん総合プロデュースということで、区内産業が他のところから来た、発注してくれるというような大企業だったり、そういったところと関連が結びつくというのは大切だと思うんですけれども、それにしても、そういったところを呼ぶことがこんなに2,500万円というお金になっていくのか、といったところも疑問なんですが、それにしても会場費なんですが、シアター1010の会場費は無料なんでしょうか。 ◎産業政策課長 シアター1010のお金については、私どものほうで負担をしております。 ◆山中ちえ子 委員  区税が多く注がれている区の施設なのに、区の行事をやるのに会場費を払うのはおかしいのではないでしょうか、どのぐらい払うんですか。 ◎産業政策課長 申しわけありません。手元に幾らシアターのほうにお支払いしているか資料がないんですけれども、シアター1010の利用の規定に基づいてお支払いをしているわけでございますので、100万円なのか、すみません、適切な数字をお支払いしておりますが、今、具体的に幾らというのが手元になくて、申しわけありません。 ◆山中ちえ子 委員  大事な区内産業の発展のための展示会なんで、本当に区民感情というものも考えて、これは見直していくべきなんじゃないかと思いますが、今回は間に合わないとは思うんですけれども、今後は支払いが少なくなっていくようにというようなところで契約を見直すべきと思っていますが、このことは別として、議会のチェック機能をあやふやにさせるようなことは進ませるわけにはいかないと思っています。  なので、改めて要望しますが、総合プロデュース等業務委託事業者プロポーザル選定審査で選定されたこの予算が、なぜこのような高額なのかの内訳がしっかりわかるような形で、議会に提出していただきたいと思っています。 ○渕上隆 委員長  ただいま山中委員から、資料請求がございましたが、資料の提出を求める発言がありましたが、執行機関にお尋ねいたします。  本件資料を提出することは可能ですか。 ◎産業振興課長 しかるべき部署と、先方と協議をいたしまして、お出しできるものであればお出しをしたいと思っております。 ◎産業経済部長 これはお尋ねになりますけれども、今のご質問ですと、そもそもなぜ2,500万円になったのかというお話になりますので、予算計上額の計上額決定についてのプロセスを明らかにするような、そういう資料というご要求でよろしいのか、それとも今般の2,500万円相当の業務委託契約仕様書を資料要求ということでご要望なされるのか、いずれか、又は両方なのか、すみませんがお知らせいただけますか。 ◆山中ちえ子 委員  両方お願いします。 ○渕上隆 委員長  2,500万の予算の内容とプロポーザルの決定の経緯ですね、その二つということで。  それでは、委員の皆様にお諮りいたします。  本件資料委員会として執行機関から提出を求めることにご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渕上隆 委員長  ご異議ないと認め、本件資料の提出を執行機関に要求することに決定いたしました。  執行機関におかれましては、速やかにただいまの資料を提出してくださいますよう、よろしくお願いいたします。 ◆市川おさと 委員  産業実態アンケート調査の結果及び次期足立区地域経済活性化基本計画の骨子についてということなんですけれども、この案、特にミクロの話になりますけれども、飲食についてお尋ねします。  先頃、区議会事務局にお尋ねしますが、足立区議会と友好自治体との関係で、銀座アスターで懇親会が開催されました。そのときに1回、先方、つまりどこかの自治体側の要望で、1回キャンセルになって日延べをしたという事実がありましたが、これで間違いないですか。 ◎区議会事務局長 状況は、一度、昨年度、足立区が主催ということで3都市をお呼びしたのですけれども、8月の際には、台風の影響で各自治体に影響があるということで、延期をさせていただいて、2月に開催をさせていただいたという状況でございます。 ◆市川おさと 委員  その際に、銀座アスターに対して、確か直前のキャンセルだったと思うんですけれども、キャンセル料の支払いというのはあったんでしょうか。 ◎区議会事務局長 アスター様にお願いをしまして、キャンセル料の支払いは無しということでございます。 ◆市川おさと 委員  私が聞いたところによると、当時のバスの借り上げ、そうしたものに関してはキャンセル料の支払いがあったというふうに承っておるのですけれども、それでよろしいでしょうか。 ◎区議会事務局長 何%かは記憶にないのですけれども、ございました。 ◆市川おさと 委員  キャンセル料支払ったのですか。 ◎区議会事務局長 キャンセル料、支払いました。 ◆市川おさと 委員  私は何を言いたいかと言うと、飲食についても、基本計画の骨子の中でも、いろいろ述べられておるところであります。私が理解する限りでは、飲食店というのは利益率が元々そんなに高くない業種だというふうに認識しています。しかも、銀座アスターのような、かなり広い部屋をあらかじめ予約して、直前にキャンセルするということは、これは銀座アスターとはいえども、経営に対する影響がそれなりにあるだろうというふうに思うわけです。  私、何言いたいかと言うと、適切な形で、民間の事業者に対して、区としても対等な関係に基づいて適切な取り引きを絶対しなければならないと。そうした中で、銀座アスターを調べますと、ちゃんとキャンセル料の規定が一応あります。ホームページなんかを見ても一応書いてあるんです。でも、実際には飲食店というのは、キャンセル料を求めるということはほとんどないそうです。それはもう実務的にできないそうです。  これは、私は、足立区内で営業している、特に飲食店、バス事業者に対してはちゃんとキャンセル料支払った。しかし、飲食店については全く払っていないということ、しかもこれは、はっきり言ってしまえば、足立区役所と地域の飲食店というのは力関係もありますから、そんなことを言わないで払えよ、なんてことはなかなか言えないわけあります。  したがって、区の支出が場合によっては増える話でもあるから言いづらい部分もややあるんですけれども、しかし民間の事業者との対等な関係に基づく適切な取引という観点から、飲食店に関してもキャンセル料の支払いを、今後、必ず、区の規定なり向こうの規定に従うのかわかりませんけれども、やっていくべきだというふうに考えますが、いかがですか。 ◎産業経済部長 おっしゃるとおりであります。相対の相互契約でありますから、その約款に基づいてしっかりと契約については相互に履行するというのは当たり前のことだというふうに思っております。 ◆市川おさと 委員  今、産業経済部長、当たり前のことだと言いますけれども、その当たり前のことを今、足立区ではやっていません。ですから、当たり前のことを、どういった記述の書き方になるかわかりませんけれども、少なくともバス事業者についてはキャンセル料支払っています。飲食店に関しても、どういう形になるかわかりませんけれども、適切な形でキャンセル料の支払いを行うと、足立区役所がしっかり行うということを、区としてしっかりと決めるべきだというふうに考えますが、いかがですか。 ◎産業経済部長 契約一般についてのお答えはなかなかしにくいわけでありますけれども、少なくとも産業経済部が宴席を設ける場合のキャンセル料については、そもそもキャンセルという念頭がございませんので、要求があればそれについてはお支払いするというスタンスであります。 ◆市川おさと 委員  何か話がかみ合ってないのだけれども、要するに区として、産業経済部と今、おっしゃいましたけれども、区として契約をすると。事前に場所をとって契約をすると、キャンセルすると。そうした場合に、バスなんかの場合、規定があるわけでしょう、バスには規定があるんでしょう、バスの直前にキャンセルした場合には、これこれの額で支払うという、それとも向こうの請求があるのを待っているのですか。 ◎区議会事務局次長 バスのキャンセル料につきましては、バス事業者と契約を結んだときに仕様書にキャンセルに関する規定があって、それに基づいて支払いをしたということになっています。 ◆市川おさと 委員  ですから、そのようなことを飲食店に関しても事前に仕様書に基づいて、仕様書をつくって、ちゃんとした契約を結んで、直前にキャンセル、日にちを、何日前かによりますけれども、適切なキャンセル料の支払いを行うべきだなということは、私、思うのですけれども、いかがですか。 ◎区議会事務局次長 私どもは、区議会事務局だけではなくて、区長部局のほうでもそういった食料に対しての支払いというのはございます。会計管理室などとも相談いたしまして、そういったことがどういうふうにすれば可能になるのかというふうなことは相談をして、検討していきたいというふうに考えております。 ◆市川おさと 委員  検討していくということで、この場はおさめます。この件に関してはまた、私も決算特別委員会のほうで場合によっては引き続きやってまいります。  それからもう一つ、保木間南区民農園の廃止についてであります。区民農園については、区民の方から非常に人気のある事業でもあります。ただ、区民農園の廃止というのが、時々、議会報告でやってくる、相続なんかの関係でやってくるわけですけれども、新設という話は余り聞いたことがないと。つまり区民農園というのは先細りの事業なのかなと。減ることはあっても増えることはない事業なのかなと思うんですけれども、その辺りいかがですか。 ◎産業振興課長 市川委員お話しのとおり、なかなか新設というのは厳しい状況で、ここのところマイナスの、廃止のお話ばかりをご報告させていただいております。我々としても新設できるようにいろいろな情報集めて、所有者の方と交渉をして、できれば増やしていきたいというところでは頑張っていきたいと思っております。 ◆市川おさと 委員  頑張るって言ったら、頑張って欲しいんですけれども、やはり減ってきている傾向、この傾向というのはなかなか抗い難いなというふうに私は考えております。  そうした中で、例えば、鹿沼市などが貸し農園ということもやっているのですね。鹿沼市とうち、友好自治体なのですけれども、例えば、墨田区でも鹿沼市と友好自治体になっているんですって。例えば、鹿沼市の貸し農園を墨田区のほうでは、これは多分あっせんだと思うんだけれども、紹介しているという事業も行っております。  これは要するに、そういう自治体ともWIN−WINの関係になるだろうというふうに思います。もちろん歩いていける範囲に畑があって、そこで世話するというのもいいのかもしれないけれども、現実の中でどんどん減っていくという中で、鹿沼市と、車で行けばすぐ近いですから、そういうところに農園を持ってみるというのも、借りてみるというのも、これは区民にとって決して悪い選択ではないだろうというふうに思います。  更に言えば、これずっと自分が面倒見るだけではなくて、管理する人もいるらしいのですね。天候が悪くなったり、具合が悪くて行けないよ、長期に行けないよと言うと、ちゃんと有料で面倒見てくれるという形にもなっているそうです。  こういう、本当に、今、地方創生ということもありますけれども、地方の貸し農園、これを区民の皆様にも紹介していくという、そういう考え方もあるのかなと思うんですけれども、いかがですか。 ◎産業振興課長 以前、そういうお話を検討させていただいた経緯もございます。なかなか区民の方が車で2時間移動してとかというのも厳しい状況にあるかと思うのですが、区民の方が農業に親しんでいただく、いろいろな体験をしていただくというのは重要ですので、いろいろなことを情報を集めて、機会があればご紹介をしながらやっていきたいと思っております。  全てを否定するものではなく、機会を見てということで、積極的にというほど、厳しい状況ですので、ご理解いただければと思います。 ◆市川おさと 委員  これでやめようと思ったんだけれども、えらい薄いような答弁だったので情けなくなったので、もう一回言いますけれども、墨田区でもやっていますし、墨田区の状況も聞きながら、墨田区と足立区だって鹿沼市に行く距離なんて幾らも違いはしないんだから、墨田区の状況も聞きながら、鹿沼市なんだから、同じ友好自治体なんだから、状況聞きながらもうちょっと前向きな形で、産業振興課長、お願いしますよ。 ◎産業振興課長 繰り返しの答弁で恐縮ですが、いろいろな情報を集めながら、機会を見て検討していきたいと思っております。 ◆さの智恵子 委員  私のほうからも、こちらの産業実態アンケートと基本計画の骨子についてお伺いをしたいというふうに思います。  こちらのアンケートの回収率でございますが、区民とこちらの商業サービス業以外の事業者と、また、商業サービス業事業者で約22%から32%ということで、若干低いかなというふうには思ったのですが、今、インターネットのアンケート等もございましたが、このようなアンケートになった経緯と、あと、この回収率で今後のこういう政策が本当にいいのかということについても、お伺いをしたいと思います。 ◎産業政策課長 まず、アンケートがインターネットを使わなかったということですけれども、いろいろ考えた上なのですが、やはりインターネットに回答できる方、できない方もいらっしゃると思いました。それで、手で直接郵送させていただいて、直に回答していただくという形をとりました。  回答率でございますけれども、大体、20%とれればいいほうではないかというお話が、コンサルティングがありまして、そこら辺は、私、学者ではないので細かい数字はわからないのですが、一般的にはその程度が通常ですよという話で、30%超えているのはいいほうだというお話を聞いています。  とりあえず、全体的に20%超えておりますので有効だと考えておりまして、発送数に対してパーセンテージが、例えば、それぞれ340件とかありますけれど、大体それで全体的な傾向はつかめるのかなというふうには考えております。  ただ、おっしゃるとおり、各地域ごと、足立区広いものですから、地域ごとに回答の差がありまして、地域ごとに分類すると薄いところもあったというのは事実でございます。 ◆さの智恵子 委員  こちら2ページのほうに、年代別の回答率についてはございますが、地域別というのはないんですが、先ほど、今、産業政策課長のほうから地域のかなり差があったということでもございまして、住む場所によってかなりの意識も違うかなと思いますが、地域別では、ばらつきがかなりあるということですよね。それの一覧になるようなものを出さないでしょうか、出すことはないでしょうか。 ◎産業政策課長 本日、終わりましたら、ネットのほうですけれど、ホームページのほうですが、ここの100ページ以上のデータがございまして、それは掲載させていただく予定でございます。  今回は、骨子に関わる部分を特に重要視させていただいて、全体的なものがわかるように概要版という形で出させていただいておりました。  これからつくる計画の中には、地域ごとに課題があるというふうな形で書き込みをしたいと思っておりまして、先ほど申しましたように、地域ではどんな傾向があるのかというところも一応分類して分析しているところでございます。 ◆さの智恵子 委員  ありがとうございます。
     是非、詳しい分析も大事かと思いますので、よろしくお願いいたします。  こちらのほうの9ページ、10ページの内容でございますが、かなり区内の事業者については、ほとんどの事業者がまた区内で事業を続けたいという要望とか、また従業員の方の就業利用では、職場を決める際に自宅から距離が近いということもあって、足立区にとってはいいこともございました。  ただ、10ページにございますが、採用状況や雇用環境等については、やはり若年者がなかなか採用できないという状況もございます。骨子のほうを見ますと、柱立てとしては就労促進と、また雇用の安定ということでもしっかりと組まれておりますが、今、なかなか若年者が採用できないということもございますが、働きたくても、高齢者とか、また女性等も働く環境が整っていないということもございますので、今後の、こちらの本当に雇用の安定はとても大事、また人材育成も大事かと思いますが、今後どのように取り組んでいくか、教えてくださいますでしょうか。 ◎産業政策課長 現在でも、就労支援ということで女性とか、それから高齢者につきましても、なるだけ区内で勤めていただけるようにという方向では政策を考えているところではございますが、おっしゃるとおり、現在ではなかなか子育て世代の方とか、ひとり親の方も含めて、なかなか就労できないというような現状があると聞いています。そういった部分につきましては、福祉部との連携とかそういったことで、なかなか就労できない人については、なるべく区全体のいろいろな施策を絡めて対応していこうと考えております。  私どもとしては、今回の骨子にありますように、先ほど言った会社側が、経営者側から見た雇用というところで必要な人材、会社が必要とする人材についてもこれから何とか区内の中で、人を育てながら働いていただけるような形ができないかということで検討しているところでございます。 ◆さの智恵子 委員  福祉部のほうでやってございます、くらしとしごとの相談センターもございますので、また是非、連携を取りながら、よろしくお願いしたいと思います。  また、その下に、訪れたくなるまちづくりということでございまして、これから外国人の誘致もとても大事かと思います。その辺の取り組みについて教えてくださいますでしょうか。 ◎産業政策課長 今、区内では1件ぐらいしか私のほうに情報がないのですけれど、エンブレムというようなホテルが、外国人が月に4,000人来るという話も聞いております。そういったところでは、おもてなしのという形で、地域のいろいろな、例えば、お風呂屋さんとか、お寿司屋さんとか、お祭りとか、そういったことを絡めて、お客さんが満足していただけるような、いろいろ企画を考えていらっしゃるというふうに聞いております。  私どもが何ができるかと言うと、そういった方々にどうやって情報を伝えるかということになるかと思うのですけれども、足立区内には、観光名所ってそんなに多くありませんので、それで今回訪れたくなるまちという言い方をして、例えば、足立区にあるもので、お客さんがもし興味を持ってもらえるものがあるかなというところを、エンブレムのようなそういった事例を学びながら、展開していこうと考えていますので、なるべく、できることならば、シティプロモーションなどと連携した、外国語に表記するとか、そういったわかりやすい、見つけてもらいやすいような形で情報発信していきたいと思っております。 ◆さの智恵子 委員  是非、よろしくお願いしたいと思います。  続いて、不法投棄対策のPRについてお伺いをしたいというふうに思います。  この7月から不法投棄110番ということで、24時間の受付が開始されるということでございました。不法投棄の件数が5ページ目にございますが、1,000件前後で推移している状況がございます。これまでは電話での通報だったかと思いますが、月平均、何件ぐらいあったのか、またこの7月からのメール等については何件ぐらいあるのか、わかる範囲で教えてくださいますでしょうか。 ◎生活環境保全課長 不法投棄110番については、総合受付件数の約80%が110番の受付ということでかなり周知がされてきました。  WEBでの件数ですが、まだ7月から始まったばかりですが、まだ数件程度ということで、ほとんどないに等しい状況でございます。  今後もWEB版の周知を努めてまいりたいと思っています。 ◆さの智恵子 委員  本当に、ここにQRコードもついておりまして、若い方が是非、ぴっと自分のスマホに登録をして、見たら本当にすぐ通報するような、そういうシステムができればというふうに思いますので、ティッシュ内のチラシではございますが、あらゆるところで是非、PRをお願いしたいというふうに思います。以上です。 ○渕上隆 委員長  他に。 ◆山中ちえ子 委員  保木間南区民農園の廃止についての質問なのですが、生産緑地でない土地で区民農園として協力してくださった地主が、固定資産税が免除になるというようなメリットもあるんですけれども、測定・分筆登記に関わる金額は高額であり、自分で負担するという形ということです。  毎月の賃貸料は区から支払われないということになっていますけれども、先ほど他の委員からもありましたけれども、先細りと、廃止の報告ばかり受けていると。新規にしっかりと増やしていくといった取り組みはどうなんだというのがありましたけれども、そういったことからも、こういった問題、どう捉えていますでしょうか。 ◎産業振興課長 区民農園、農すくーるという農家が指導していただきながら栽培するという方法もありますけれども、いろいろな方法があるとは思っております。ただ、区民農園として開設するに当たっては、初期投資は区もかかりますし、適切な管理も必要になっていきます。  したがいまして、やりました、2、3年で廃止です、というわけにもいきませんので、10年程度はやらせていただきたいというところは考えております。  区民農園をやらせていただいて、区民の方が農作業に親しんでいただくのは大事な話ですので、農地をきちんと守っていくためにも、いろいろな制度を使って農地を守っていく。ですから、例えば、耕す担い手が少しきつくなってきたよ、というときに、区民農園として農地を貸していいただけないでしょうかというお願いを今までもしてきておりますし、これからもしていきたいと思っております。そういった形で、農地を守っていくためにも区民農園は重要ですので、我々これからも頑張っていきたいと思っております。 ◆山中ちえ子 委員  そういった担い手不足で大変なところの、本当の農業といったところで活用していくといったことも同時に必要だとは思いますけれども、余りにも区の支援がこういった区民農園に対して軽過ぎるんじゃないかなという印象があります。  相続を迎えると、土地所有者は相続税に困って区民農園を閉鎖してしまうというような現実も当然だと思っています。最大では22園あった区民農園が今では15園に減っているという背景に、土地所有者への支援が不足しているといった実態があるんじゃないかなと思っているんですが、苦情なんかも、とてもいい事業にも関わらず、苦情といったことで困っているといった声も聞いているんですが、どうでしょうか。 ◎産業振興課長 先の苦情の話をさせていただきますと、利用者からのいろいろな苦情もありますし、周辺住民の方からのいろいろな苦情もあります。  したがいまして、区民農園のできる土地は、適地・不適、両方あるのだと思っております。可能な限り区民農園にご協力いただけるところについては、区民農園にご協力いただきたいと思っておりますというのが、先に苦情に関するお答えでございますが、農家に対する補助、援助という話ですけれども、我々、農家とよくよく話合いをして、実際、お借りしてやらせていただいているところでございます。  相続で廃園せざるを得ないというところにつきましては、農地の相続、農家は莫大な相続税が発生することもありますし、ご家族が多いところですと、財産分与の関係とかもありますので、正直なところ、物凄い額の相続税が発生したときに、どこかの土地を売らなきゃいけないんだとなったときに、残念ながら区民農園はその対象になってしまうということ、これはもうやむを得ないところだと思っております。  月々の費用とか年間の費用とか、そういう額ではないと思っておりますので、できれば、ご了承いただければと思っております。 ◆山中ちえ子 委員  また、そういった課題が切実な状況である中で、また新たな工夫も必要なんじゃないかなと思います。  先ほど鹿沼市の話もありましたけれど、また別の提案としては、例えば、区有地で塩漬けとなっているような状態の、遊んでいる土地があれば貸す工夫はされるとか、そういったところではどうなんでしょうか。 ◎産業振興課長 区有地で、何カ所か我々もいろいろな部署と接触して、実際、現場のほうに出向いて、区民農園にできるかとか、かかる費用は幾らかとか、いろいろ実際に検討したこともございます。そうした中で、先ほども申し上げましたが、いろいろな条件の中でなかなか厳しいかな、というところで、現在のところは見合せているというところでございます。 ◆山中ちえ子 委員  私、農園が減る一方で、足立区の抱える問題が、そういった問題が解決していくといった道も、こういった農園によって展望が開けるのではないかと思うことがあるんですね。土いじりや野菜を育てることを生きがいにしている高齢者は本当に多いです。生きがいや友人との交流で介護予防や手先を使うことによって認知症の予防にもなると。出かけていくという行為にもつながるということや、食育、べジ食べといって、子どもたちの貧困の連鎖を断ち切るというようなことでも言われているように、子どもたちへの発達への社会的支援というような大きな課題なんかも解決していく方向に関与すると思うのです。  農作業を通して植物の成長や心の癒しにもなって、目にもいいと。目にも病気にかかりにくいといった、緑を見ることによって様々な生理的な作用がいい方向に動くと。緑化なんかの目標に向かっているのかといった課題もありますけれども、もっと子育て支援や高齢者の生きがいづくり、といったところで、可能性も大きいと思うのです。  農園がこれ以上減らない、増やす取り組みは重要と言えますが、改めてどうでしょうか。 ◎産業振興課長 区民農園をなるべく減らないようにする、なるべく増やすようにするというのはこれまでも答弁させていただいているとおりでございます。  ただ、農作業ですとか収穫体験ですとか、いろいろな取り組みの仕方があると私どもも思っておりますので、区民農園が増えるとか減るとかそういうことではなく、いろいろな仕組みの中で区民の方に農作業に触れていただく、食育に触れていただく、いろいろなものに触れていただくと。いろいろなやり方がありますので、区民農園が減るとか、増えるとかだけではないということでご理解をいただければと思います。 ◆山中ちえ子 委員  もちろん、そういった努力の取り組みが、子どもたち、高校生を対象にといった情報連絡なんかもあって、そういった子が主体的に農業に関わっていく支援もやっているというのはわかるんですが、であるならば、足立区で都市マスタープランにも農業をしっかり位置付けるというようなことも必要だと思っています。それには多くの人にわかってもらうと、区民の多くにわかってもらう取り組みとして何かできないかと思いますけれども、どうでしょうか。 ◎産業振興課長 繰り返しの答弁になる部分ありますけれども、都市農業振興基本法というものも制定されまして、生産緑地法の改正もありました。国を挙げて都市農地を守っていこうということになっておりますので、それは足立区としても当たり前のようにやっていくべきだと私も思っておりますし、農家の皆様といろいろな機会をつくって、農地をいかにして守っていくのか、区民の皆様に農地があって良かったと思っていただけるような取り組みをしていかなければいけないと思っております。  今、この場で具体的な内容を申し上げることはできませんけれども、農家の皆さんと意見交換をしながら、どうやれば区民の皆様に農地があって良かったと思っていただけるのか、地域の皆様に農地を親しんでいただけるのか、というところについては意見交換もしておりますので、ご報告できるタイミングがあれば、またきちんとご報告をさせていただきたいと思いますし、いろいろな機会をつかまえて、いろいろな情報を集めて、きちんと農地保全に向けて頑張っていきたいと思っております。 ◆山中ちえ子 委員  その思いを各部、連携してやっていって欲しいと思います。  そして、次の質問ですが、平成29年度ニュービジネス支援事業の実施状況についての報告ですが、新しく創業、若しくは3年以内というような事業所への支援事業が、創業プランコンテストコースと、その半額を200万円を上限に支援するものと。そして、またもう一つが、創業3年以上からの事業所の新技術やサービスなど開発を伴う事業に応援するビジネスチャンスコースと。これは半分を上限500万円という補助金と、その二つの支援事業に採択された事業所の報告がありましたが、二つとも発想的には合理性があると思っているんですが、そうであるならば、なおさら費用対効果や区民社会にどう還元されたかなど、指標を決めて調査することが求められていると思いますが、どのような検討をしていますか。 ◎中小企業支援課長 ニュービジネスの支援内容につきましては、受賞をしてから5年間、実績の報告というのを求めておりまして、受賞したプランが継続されているかどうか、それから売上げがどのぐらい上がっているか、このようなものを報告をいただいております。 ◆山中ちえ子 委員  一つ一つの事業所もそれぞれ専門的であったり、種類が違っていたりすると思うんですけれども、それに合った、区民社会に還元されたかどうかをはかるということで、先ほどの項目でいいのかというような、まだどうなのかなというのは、調査しきれていませんけれども、生業資金なんかは潰れてまったと。  一方で、この補助金事業は、実は整合性がどうなんだということとなってしまったら、区民の納得が得られるとは思えないんですね。正しいのかどうか、整合性があるのか、区民の前に示すべきだと思っています。  もう一つ違う質問に移ります。環境部の報告ですけれども、報告に絡んで、今回、環境基本計画をつくって、その行動編が加わったと思うんですけれども、こういった行動のところでは、事業者や区の職員、そして区民とこの三つに分けてチェックできると。自ら率先して分野ごとにチェックできるように行動編をつくっていますが……。 ○渕上隆 委員長  山中委員、それ多分、報告に入っていないと思います。 ◆山中ちえ子 委員  これはそうなんだけれども、環境部の報告の中で、環境助成交付団体の決定についてとありますけれども、これに関連するんですが、その他のほうがいいのかな。じゃあその他で。 ○渕上隆 委員長  その他、質疑ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渕上隆 委員長  質疑なしと認めます。 ○渕上隆 委員長  次に、その他を議題といたします。  何か質疑ありますか。 ◆山中ちえ子 委員  環境基本計画で、行動編と実際行動して、それをチェックしていこうといった試みで加わったと思っています。この行動指針の柱1から5までをそれぞれ区の行動と、それから事業者の行動と、区民の行動と三つに分けてつくっていますけれども、全くほとんどと言ってもいいほど知られていないと思うんですね、これは、こういったものをつくるのも凄く非常に大変だったと思うんです。リストになってチェックできるようになっているんです。やっぱりパンフなんかをつくって、機会あるごとに普及啓発していかないと、日本で一番地球にやさしいひとのまちということでかけ声がありますが、こういった計画にならないと思いますけれども、どうでしょうか。 ◎環境政策課長 この計画、産業環境委員の皆様ご存じのように今年の3月にできたばかりでございます。8年間の計画でございますので、イベント等様々なところで、チラシ等に含めて、これから行動編が皆さんにやっていただけるように周知をしていきたいというふうに考えてございます。 ○渕上隆 委員長  その他、質疑ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渕上隆 委員長  質疑なしと認めます。 ○渕上隆 委員長  次に、所管事務の調査を議題といたします。  (1)ごみの減量・資源化に関する調査を単独議題といたします。何か質疑等ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渕上隆 委員長  質疑なしと認めます。  次に、(2)平成29年度地方都市行政調査についてを議題といたします。  本件につきましては、別紙のとおり希望する調査事項並びに調査都市についての提案がありました。最終的な決定につきましては、受入れ先の都市の都合等もありますから、正副委員長にご一任いただきたいと思いますので、ご了承願います。  続いて、(3)公社等の決算に関する調査についてを議題といたします。  本件につきましては、各法人に役員の出席をお願いしていますので、産業環境委員協議会を開会し、調査をしたいと思います。  つきましては、これより同協議会を開会したいと思いますが、ご異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○渕上隆 委員長  ご異議ないと認め、協議会を開会することにいたします。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退場] ○渕上隆 委員長  また、準備の都合上、休憩をいたしたいと思いますので、よろしくお願いします。  休憩します。       午前11時15分休憩       午前11時37分再開 ○渕上隆 委員長  引き続き、産業環境委員会を再開いたします。ただいまの協議会を踏まえ、何かご意見等ございますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○渕上隆 委員長  意見なしと認めます。  以上をもちまして、産業環境委員会を閉会いたします。       午前11時38分閉会...